パワーフィネスの釣りが自分に合ってて、フリッピングロッドのブランクを使ってパワーアップした2本目を作りました。
そのレシピを備忘録として残しておきます。
ロッドブランク
MHX社のフリッピング&ピッチングシリーズ「FS904」を選択しました。
MHパワー MFアクション
7フィート6インチをバット側で3インチ切断
ガイドセッティング
富士工業のエギングロッド(ミディアムヘビー~ヘビークラス)に沿った配置にしました。
PEラインは完全シーバス1.5号の使用を前提に考えていました。
バットガイドのサイズが「16」と小さめなので飛距離は期待しないセッティング。
バットガイドの中にあるラインがブランクから離れすぎないギリギリを狙いました。
魚を掛けた時にかかる負荷を全てのガイドで受け止める。
コンセプトはそんな感じです。
バットガイドから
T2-RVTG16H
定価4,500円(税抜き)の高価なガイドです。
バットから2番目のガイドとの兼ね合いで今回のロッド製作で妥協できない部分でした。
バットから2番目
T-KL8M
パワーフィネスでは負荷のかかるガイドで、今回の製作でダブルフットのガイドを配置したいと考えていました。
しかし、この高さ(20.8mm)の小口径ガイドの製品が他には無くて。
バットガイドの径を16に設定すること(キャスタビリティを犠牲)で、このガイドに掛かる負荷を軽減しました。
T-KL5.5L
ガイドサイズ6以下はトルザイトリングが1サイズ大きなsicと同径になります。
1サイズ違ってもガイドの高さは1mm未満の差。
それでもガイドを小さくすればPEラインがガイドフットに絡まる可能性が減るのでは?
と理論的な考えのもとトルザイトガイドを選択してます。
T-KB4.5
「B」は「ベリー」
ロッドに巻き付ける部分が長め。
取付強度が「T」より高くなります。
T-KT4.5
「T」は「ティップ」
ロッドの曲がりを阻害しないよう巻き付ける部分は短いです。
6個使いました。
T-MNST5-2.4
トップガイドはSICリングで強度を確保。
形状はMNガイドを選択。
穂先絡みが一番少なそうな形状をしています。
僕の自作ロッドのトップガイドはほとんどがコレになります。
リールシート
IPS16を選択。
ロッドブランクの外径が13mmを超えるため一番手に馴染むVSS16が使えませんでした。
IPSは少し太めなので握り心地としては満足いかない部分もあります。
そんなことを言っても他に見つけられなかったので・・・
現時点のベストです。
なお既成品では、RAIDのパワーフィネスロッドの「パワーノーズ」がIPSのアップロックセッティングになっています。
フックキーパー
後付け式のものを使うことにしました。
PEラインの絡みが発生すると困るので、
状況に応じて取り外しできる方がストレスが少ないと判断しました。
ソリッドティップにしなかった理由
ソリッドティップで製作しなかった理由は以下のとおり。
一番はつなぎ目の強度に不安があった。
二番目にソリッドティップ化は後からでもできる。
三番目にすでにMパワーのパワーフィネスロッドがあるので一本でなんでもできるロッドにする必要がなかった。
4か月使って今のところ不満はありません。
最後に
フリッピングロッドは初期の食い込みにティップが追随しつつ強いバットパワーで魚をカバーから離すことができます。
ガイドセッティングにもストレスを感じません。
以上、今のところ期待どおりの成果を発揮しています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。