ウィザードパント WP365の船検準備をしています 今さらながら、パントのトレーラー運用はメリットだらけで驚きです

パント、ジョン

久しぶりの楽しいボートいじりです。

パントの船検が来週の水曜日の予定になっているので最後の詰めに取りかかりました。

 

受検会場は近隣の漁港になるのでトレーラーに載せました。

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このクラスのボート(重量約60kg)ならドーリーをつけて転がせばトレーラーに載せることが可能です。

前に単管パイプで仮設のタワーを組んだようなことはしなくて大丈夫です。

ボートトレーラー入れ換え作業完了
雨が多くなっています。 水不足は一気に解消されました。 ただいまの貯水率は100.0%です (19:00) — 早明浦ダム 貯水率 (@sameura_dam) 2016年9月27日 いい感じです。 僕...

 

後はエレキとエンジンを載せれば完了です。

 

パント艇のメリット

通常ならこの12フィートパントは8馬力までなんですよ。

サベージやクイントレックスのことですね。

 

でもこのウィザードWP365は最大で9.8馬力まで載せられます。

パント艇では最強(最重・・・)

今となっては本当に貴重な存在です。

 

新艇で手に入るパント艇で最大サイズはキサカさんが販売しているウィザードWP330VWになりますけど、このボートの最大搭載馬力が5馬力です。

 

5馬力を搭載すれば船舶免許と船舶の登録と検査が必要になりますから、

免許不要艇のメリットは消えます。

 

運用面の条件が僕のこの船と同じになってしまうんです。

 

ここでパント艇のメリットを整理します。

 

パント艇のメリットって何だと思いますか?

日本では軽量でカートップが可能ってことにされていますよね。

 

確かに軽量であることはメリットです。

 

でも、最大のメリットはボートの底の形状がフラットなのでVハルボートでは入って行けない浅場にもどんどん行けることろなんです。

 

アメリカには平底でもっと大きなエンジンを搭載できるアルミボートのラインナップがたくさんあるんですよ。

つまり軽量じゃないパントも普通にあるってことです。

 

パントは廉価版バスボートではない

流通の時期の問題なのかVハルに付加価値をつけたかったのかな?

日本ではパント艇をとても限定的な軽量モデルしか紹介していなかったのです。

 

自動車で例えるならパントは軽四でVハルボートは普通車みたいな印象づけですね。

 

商品展開を見ているうちに無意識にパント艇はVハルボートより劣るものだとの認識が植えつけられていったんですよ。

 

正直、トレーラーでパントを運ぶのはもったいないしダサいって思ってた時期が僕にもありました。

どうせトレーラーに載せるのならVハルにしたいなって。

 

でも、パントとVハルの違いって優劣がはっきりしているものじゃないことに最近になって気付いたんです。

 

得意不得意が分かれてるんだなって。

 

そしてバス釣りにはパントの平底の方が浅場に入れる分、メリットがあるんだなってね。

同じ長さなら有効なデッキ面積はパントの方が広いし、

船底が平面で水を受けるので安定性がVハルよりも高いです。

 

どうですか?

パントの方がVハルよりバス釣りに向いてそうですよ。

 

12フィート最強説

今、アルミボートを新艇で買うときって11フィートまでの免許不要艇かトレーラー運用前提の大きめな免許艇の二択になっています。

 

これははっきり言って不便です。

 

11フィートまでの免許不要艇は若干小さいくてデッキの面積が狭いし、

エンジンが最大5馬力までで能力的にやや不満が残ります。

 

かと言って大型アルミボートになると重くて人力でできる範囲が限られてくるから自力で整備できないことで一気にコストが跳ね上がってしまうんです。

牽引車とトレーラーの接続でさえ不整地では重労働になってしまうんですよ。

 

そういった両極端になっている昨今のアルミボート事情のど真ん中の回答がこのウィザードパントWP365なんですよ。

 

なるだけ少ない経費で密度の濃い釣りをしたいですよね。

 

カートップが何とギリギリできて10馬力の搭載できる使い勝手がいいボートが欲しいって思いますよ。

もう新艇では手に入らない今の市場に疲弊してしまいます。

 

過渡期のボートなので特殊なスペック

このボートは過渡期に展開された特殊なボートです。

 

マーキュリーマリンが販売していたウィザードシリーズは過渡期のボートって印象がとても強くてマニア心をくすぐるんです。

 

カートップには重過ぎるけど

このパントはカートップでの運用が非現実的で日本のメインストリームから外れた非常識なスペックのボートです。

ルーフキャリアの延長バーが使用のたびにボートの重量に負けて折れ曲がっていくんですから(笑)

 

ボートの重量があるため、これはもう不可避なんだなと諦めモードですが・・・

 

めっちゃ頑張ればカートップできるところがパントとしてのかすかな魅力を残してています。

絶対に無理ではないギリギリ大丈夫な感じが運搬時のトラブルに対する安心感につながっています。

 

トレーラーでの運用でメリットだらけのボートに

水上では最高性能を誇るゆえにカートップが難しい

ならばトレーラーで運用しましょう

って思い切る必要があるるわけです。

 

そうするとメリットだらけですから。

 

Vハルと比較すると、風に弱いと言われていますが、もともと風に対抗して釣りができるようなサイズのボートではありません。

メリットだけをおいしく享受すればいいんです。

 

エンジンだって同等なので移動時間で我慢することもないですよ。

 

そんなこんなで、このウィザードパントをトレーラーに載せたら、

もう12フィートのVハルは喰われてしまう存在でしかないわけですよ。はい。

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高知県だと土佐市の波介川や四万十市の中筋川なんかでVハルと差がつきそうです。

 

川だけじゃなくてリザーバーでも十分に通用するでしょうから、この船だけあれば四国内は過不足なく遊べるはずですよ。

 

え?14フィートのステアリング艇は必要ないでしょ?ですって??

あれはあれで使いどころはちゃんとありますから。

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出番は限定的になるかもしれませんが(汗

 

まとめ

12フィートパント艇は重いのでトレーラー運用が前提になります。

デメリットのように見えますが、パントがVハルより優れているのは重量が軽いことだけではありません。

浅場を航行する能力はVハル以上ですし安定感も高いです。

 

整備されていないスロープでのボートの上げ下ろしもずっと負担が少ないですから。

 

トレーラーでパントを運用するのはもったいないと考えていた自分がとんでもない損をしていたことを今さらながらに身をもって知りました。

 

このスタイルはマジでおすすめですから。

 

でも、僕のボートはまだ手放すつもりはありませんからね・・・

入手困難なアイテムを推しすぎてアイテム自慢みたいな文章になってないか心配です。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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