アメリカのバスアングラーとして輝かしい成績を残した、ケン・クック氏がお亡くなりになられたことをBassmasterとfacebookで知りました。
写真引用:ブティック社 「バスフィッシング上級者への道」 監修・翻訳 西山徹 1999年12月15日発行第1刷
ケン・クック氏は1991年のバスマスタークラシックを制したときに使用したメインベイトがスピナーベイトであったことから日本では特にスピナーベイトの達人のような紹介をされていた記憶があります。
今回の訃報を受けてフェイスブックで、ケヴィン・ヴァンダム氏は氏の影響があってスピナーベイトがお気に入りのルアーになったことを綴っています。
魚類額を専攻していた背景もあり、現場で気付いた有益な情報を隠さず多くの人に提供していた姿勢にも言及しています。
また、記事の続きは、クック氏の訃報を受けながもヴァンダム氏はセミナー会場でプロフェッショナルアングラーとして仕事をしており、若いアングラーと交流していることが記されています。
クック氏の人柄や釣りのスタイルといったものがヴァンダム氏の中に確かなものとして残されており、次の世代へとそれが今受け継がれていることを伝えています。
さて、日本においてはどうなんでしょうか。
前出の冊子に関わった西山徹氏は、2001年に他界されています。
西山氏は、ゲームフィッシングの楽しさを私たちに伝えてくれた日本の釣りの歴史的人物といっても過言はないです。
今日、釣りの分野で「バスプロ」が確立されているのも氏の功績によるものが大きいです。
ラリー・ニクソン氏の真冬の琵琶湖での釣りも西山氏によって紹介されました。
日本は、今の大御所たちが第一世代の「バスプロ」として様々な活動を続けています。
どういった前向きな影響を多くの人に残せるのか。
経済活動と切り離すことは不可能ですし、害魚論など困難は多いですが、
バス釣りが、アウトドアスポーツとして健全な発展を遂げることができればいいなと心から願っています。
僕も他人に頼ったり任せたりじゃなくて当事者として微力ながらも出来ることに全力で取り組んでいきたい。
そんな生き方をしたい!と何もかにもが秘密なくせにほざいてみました。
皆様にとってよい一年になりますよう心からお祈り申し上げます。
安全で楽しい釣りを。