ロッドアーバーの本当の目的を探る

ロッドビルド

ロッドを構成するパーツの中にロッドアーバーというものがあります。

 

ロッドアーバーはロッドブランクがリールシートの中心に収まるようにブランクの外径とリールシートの内径の差を調整するパーツです。

 

主たる役割は上記のとおりなのですが、様々な材質のロッドアーバーが市場にはあります。

 

どうやら単にロッドブランクをリールシートの中心に収める以外にも目的がありそうだったので時間をかけて調べてみました。

 

明確な答えは得られませんでしたが、それぞれの利点と欠点をどのように取捨選択していくのかが大事だといういつものオチでした。

 

ロッドアーバーとは

ロッドブランクがリールシートの中心に収まるようにブランクの外形とリールシートの内径差を調整する円柱形のパーツです。

 

材質はマスキングテープで積層したもの、ウレタン、コルク、メッシュテープなどです。

 

マスキングテープ

大正義マスキングテープ。

 

これをクルクルとロッドブランクに巻きつけるだけで全ての径の差が埋まります。

 

テープの厚さはご存知のとおりですから、どんな隙間も完璧に埋めてくれること間違いなし。

 

ただし、巻きつける回数が増えるごとに強度が落ちるので極端な差を埋めるのに向きません。

 

ウレタンアーバー

軽くて一定の硬度があり、なおかつ加工が容易です。

 

リールシートの外径に合わせた形で市販されていて購入してから内径をロッドブランクの外径にそうようにヤスリなどで調整します。

 

無難な選択支といったところでしょうか。

 

コルクアーバー

市場から消えつつある商品かもしれません。

 

集積コルクで形成されたアーバーです。

 

こちらも軽くできています。

 

フジのカタログには接着剤をよく吸収し硬化後はしっかり固まるとのことです。

 

SKシートのアーバーにオススメされていることから強度が高いと判断できるでしょう。

 

ただし、FUJIさんの製品は在庫限りの販売となっているようです。

 

メッシュテープ

メッシュの隙間に大量の接着剤が入り込むことによって接着強度がとても高くなります。

 

リールシート内のエポキシ接着剤は耐荷重性を受け持つ部分になるので、この接着剤の量が多くなれば大きな衝撃を受け止めることができるようになります。

 

バス釣りではちょっと使わないかなって気がしてきました。

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