ルアーの浮力が自分の思惑と違って浮きすぎたり、または勝手に沈んでいったりすることがあります。
その中でも一番困るのが、勝手に沈んでいくことなんですよね。
サスペンドルアーに沈まれたらどんな名手でもお手上げですよ。
今回は、勝手に沈んでしまうルアーへの浮力調整方法としてのライン結束を紹介します。
なんで浮力が変わる?
水の密度が温度によって変わるから
水は温度によって密度が変わります。
4度が一番密度が小さい状態なんです。
水の密度が小さくなると物体を浮かす力が弱くなる
この密度が小さくなると水が物を浮かせる力は弱くなるんです。
なので、一般的な釣り場の状況では、寒くなって水温が下がるほどルアーは浮きにくくなります。
極端に言うと夏にサスペンドするルアーは冬は沈むんです。
夏の高水温時は水の密度が高いから、そのときに浮力が0でつり合ってる状態ならルアーにもそれなりの重量があるってことになります。
その状態から、どんどん水温が下がって密度も下がれば、水側のルアーを支える力が弱まりますから・・・沈んでいくわけです。
サスペンドルアーが沈むとコンセプトが台無し
実際に釣りをしててサスペンドルアーが沈むと困りますよね。
サスペンドルアーって基本的に止めたりして誘いたいから使うわけですから。
その止めてるときに勝手に沈まれると、待つこと(ポーズ)ができないですからルアーのコンセプトが台無しになってしまいます。
水泳の補修授業みたいにビート版をはさませる訳にもいきませんから、かなりのお手上げ状態です。
浮力を上げる秘策
サスペンドルアーが沈むときは浮力を上げなければいけません。
ラインを変えたら浮力が変わってきますけど、実際に現場で対応するのはハードルが高いですし、今回のテーマからは外れるので一旦封印します。
僕はフロロだけで釣りをしているので、その大前提を崩さずに
ルアーだけで浮力を上げる方法を模索していきます。
外せるパーツを取り除くかパーツを小さくするか外すかしかありません。
さすがにフックは外せませんよね。
フックを小さくするのも嫌ですよね。
残りは、フックをつないでいるスプリットリングを小さなものに交換しますか?
ルアーを重くしたいときには手を入れる箇所ですけど、軽くしたいときにはちょっと面倒でやりたくない部分です。
お手軽とは言いがたいんです。はい。
残るはルアーのアイについているスプリットリングです。
もしくは、すでにスプリットリングを外してスナップを使われている方はスナップを使わなくすることです。
僕はこのルアーアイの部分の金属パーツを使わないことによって緊急的な対応をしています。
秘策とワンセットのライン結束法
ループノットがおすすめ
アイに直接ラインを結ぶわけですが、
そのままだとルアーの動きが悪くなってしまいます。
そこで僕は「ループノット」で結束するようにしています。
簡単なノットです。
これならルアー側がフリーで動きますから、何ら問題ありません。
まとめ
寒くなるとハードルアーの浮力が相対的に変わって思い通りに動いてくれなくなります。
特にサスペンドルアーが沈むと扱いにくくなるばかりか全く釣れる可能性のないルアーに成り下がってしまいます。
そこで、ルアーアイのスプリットリングを外してルアーを軽くする方法が浮力を確保するのに簡単で一番手っ取り早いです。
スプリットリングを外したあとはループノットで結束してルアーの自発的な動きを確保します。
ループノットはこのような浮力調整のほかにもポッパーをステイさせてフラフラさせる時なんかも使っていますが、結束強度には今のところ不満を感じたことはないです。
僕の場合はどんなラインの時でも、40クラスを釣ったら結びなおしています。
サスペンドルアーが沈むか沈まないかで釣りのやりやすさや釣果がぐっと変ってきますから、知ってて損はない対処法です。
もし現場で沈んで困った時に思い出してもらえると嬉しいです。
なお、スプリットリングを外しても沈んでしまう場合には、フックやリングのサイズなど根本的な部分から対処してください。
そこまで調整が必要ならナイロンラインで浮力を持たせることも考えたほうがいいかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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