ボートの使いやすさってとても大事です。
小さいボートほど身動きが取りにくいので、ストレスの要因になりそうなものは徹底的になくさないといけません。
言い換えれば、小さいボートほどこだわる必要があります。
僕のパント艇は前ののオーナーがとても丁寧にフルハイデッキ仕様に仕上げていました。
僕は問題なければこのまま使いたかったのですけど、
足を休めにくいなど自分に合わない部分がどうしても気になるので改修を決意しました。
前オーナーをリスペクトするべきじゃないか
よく、他のブログで、中古艇を入手して手直しするときなんかに前のオーナーの作業を否定的に書かれているのを見かけます。
僕は正直、そういうのは好きじゃないんですよね。
用途や目的によってカスタムの方法は違いますし、個人の予算や技量も違いますから出来栄えもマチマチなのは仕方のないことです。
ただ、マイボートへの愛情は変わらないんじゃないかなって思うんですよ。
だからボートを扱うショップのブログとかで個人のカスタムをディスってるのはビジネスとして仕方のないことなんでしょうけど、あまり気持ちのいいものではありません。
ハイデッキを断念しました
さて、今回の僕のパント艇は先に書きましたようにハイデッキを外すことにしました。
アルミアングルを外す作業を少ししましたけど、なかなか大変でした。
資材の量といい工作量といい前オーナーの並ならぬ愛情と熱意を感じずにはいられません。
これらを取り外すということは、実にもったいない作業なんだなと強く実感しながら作業をしたことでした。
今のところ、ロッドを置いてみて、足場の確保に問題がなければフロントデッキはハイデッキのまま残そうと考えています。
メリットは少なからずあるので、前オーナーの想いも残しておきたいなってどうしても考えてしまいます。
実際の作業としては、アルミアングルを外して通常のデッキの高さになるように設置しなおします。
アルミアングルはリベットで固定されているので、リベットの頭を飛ばしてアングルを外していきます。
この作業では電動ドリルをつかってリベットの頭に穴をあけます。
そうすることでリベットの頭の接続部分が芯になっている部分と切断されるのです。
本当に量が多いので根気が必要なんですけど、地道にやるしかありません。
やってて本当にもったいないって感じる作業です。
前オーナーさん、ごめんなさいですよ。マジで。
後ろの浮力帯が見えたところでドリルのバッテリー切れです。
船体外部へ開いた穴はシリコンコーキングをしてもう一度、リベットを打ち込んで穴を埋めます。
喫水線より上なら通常時は水の浸入は心配ありませんけど、いつどういうことがあるかわかりませんので万全を期すことが大事です。
先に加工を済ませていたフロントのウィンチをかけるフックの取り付け箇所もアルミアングルを裏からあてて補強します。
使ってみて、要改善って感じでした。
ちょうどヒューズボックスも届いたので配線作業もできるようになりました。
このモデルは、6つのデバイスが取り付けられます。
魚探2つ、360度イメージ1つ、ビルジポンプ1つ、パワーポール1つ
これで5つですね。
12フィートパントにはありえない豪華装備です(笑)
魚探の配線も仕上げて、言い訳のできない完璧なシャローエリア攻略ボートに仕上げたいなって思っています。
まとめ
中古艇のデッキ改修はなるべくならやらない方がいい作業です。
前オーナー渾身の作品を下手にいじりたくないのが本音ですよ。
それでも、どうしても合わない部分はあって当然なので改修しないわけにはいきません。
このボートは特にやればやるほど勿体ないって思える豪華なカスタマイズがされています。
途中で元にもどしたくなる気持ちをぐっとこらえて作業を続けます。
まだまだ、やらないといけないことが多いですが、
早く終わらせて釣りに行かないと本当に春が来てしまいそうです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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