船舶検査を無事に終えることができました。
入念に事前準備をおこなってきたことが報われました。
一点だけ「難儀」したことがあったので再現性は少ないと思いますけど書き残しておきます。
エンジンの搭載可能馬力
10馬力以下って認識だったので、僕のヤマハエンジン(9.9D)で対応できるって考えていました。
でも、船の予備検査を見ていると9.8馬力以下って書いてあるんですよね・・・
0.1違いですよ?
たった0.1しかオーバーしていませんけど、これは絶対に認めてもらえませんから。
マジで頭を抱えてしまいました。
なぜ9.8馬力以下なのか
ヤマハ、スズキ、ホンダの3社は9.9馬力になっています。
その下は8馬力です。
で、残りはどうなっているかというと
マーキュリーシープロ10は9.7馬力
トーハツは9.8馬力のラインナップがあります。
ウィザードパントはマーキュリージャパンが扱っていたボートでして・・・
いや、ウィザードにヤマハエンジンは似合わないな~とは思ってましたよ。
でも、10馬力まで使えるの最高!って夢が膨らんでいたんですけどね。
マーキュリーとトーハツ以外の10馬力程度って括りのエンジンは載せてはいけない絶妙な設定がされているわけですよ。
大人の事情ってやつですかね?
他社のエンジンを載せるんだったら8馬力になるからね~♪
で最高の性能を発揮させたいんだったら自社エンジン一択ですよ?
こんな感じですか?
今さらマーキュリーのエンジンを買っても検査までに間に合わないしってめっちゃ困りました。
0.1のオーバーであっても絶対に見逃してもらえませんから
馬力が搭載可能な数値を超えている場合、これの解決方法は馬力を上げても大丈夫だという試験を別に受けるのか出力を落としたのを確認してもらうのかの二択になります。
僕は出力を落とすことにしました。
詳しく書けないのが残念ですが、船外機の機構に機械的なロックをかけて全開にはならないよう調整しました。
そしてこの機構を確認してもらって無事合格となりました。
まあ、実際にオーバーしているのは0.1だけなんですけどね。
この0.1だけ落とすなんてことできませんから。
目に見えてアクセルが開かない程度に調整しないといけないので10%ぐらいは出力落ちてますよ。
9.9×90/100=8.91(馬力)
こんな感じですかね?
う~ん(涙目)
いい勉強になりました。
マーキュリーマリンジャパンさんは今はもう存在しない会社ですけどね。
自社製品の囲い込みを主目的に設定されたであろう数値に未だに振り回されています。
まとめ
中古艇の購入にあたっては、ウィザードとかマーキュリーの息のかかった船はなるべくマーキュリー船外機とセットにした方がいいですよ。
そうでないと罠だらけで思わぬダメージを喰らうので要注意です!
僕みたいな失敗をしないように気をつけてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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